中々落ち着かない「オレオレ詐欺」「強盗」
何故、こんなに私達はお金に執着するようになってしまったんだろう。
「今の若い人は」と私達は口々に言うけれども、その若者を育てて来たのは親世代の私達。
私達は、人の価値を「お金というものさし」で図ってしまったの。
お金があれば幸せになれる。おいしいものが食べられる。ブランド物を身に着けられる。
お金のある人をどこかで「えらい人」と、思ってしまったの。
生れた時には、何も望まなかった。五体満足。それだけで幸せだった。
この子が元気で、優しい子になればいい。
しかし、大きくなるにつれて、周りの子供達と比べ始め、ハイハイが遅いの。言葉が遅いの。あそこの幼稚園じゃないとだめだとか。
成績が悪いと嫌な顔をされ、良い学校に入って、一流と言われる仕事に就き、一流と言われる人と結婚する。段々と親の望みも大きくなり、子供は親に褒められようとするあまり、友達より自分を守ろうとする思いが強くなり不安や孤独を感じ、そうして段々と心の苦しみを知る様になっていくのです。
お金は必要です。しかし、神様はお金を作りませんでした。皆が仲良く生きて行けるように、全てのものをただで私達に与えてくれました。太陽の光でさえもです。その光で私達を温めてくれています。川の水もそうです。神様が作ったものにお金はかからないんです。
お金は人間が作ったものです。人間が作ったものすべてにお金はかかります。今はお金が無ければ生きて行く事すらできません。
電気代を払わなくては生きてはいけない時代になってしまったのです。これが「欲」です。
誰よりもお金が欲しい。権力が欲しい・・そうして戦争が始まっています。この世の幸せは「お金持ちになる」そんな事を私達は教えられ、その中で子供たちを育ててきました。
だから強盗やオレオレ詐欺はもちろん罪ですが、彼らだけが悪いと誰が言えるでしょうか。
私を嫌いな人は、私の欠点ばかりを見ている。
私を好きな人は、私の良い所も見ていてくれる。