ありがとう

 

私達は、「感謝」の気持ちを忘れない様にと心掛けながら、
毎日の生活を送っています。
でも、余りにも漠然として、いつの間にか頭の隅に追いやられてしまいます。

 

しかし、病気になったりすると、健康である事のありがたさを感じます。
目が悪くなると、目の大切さを思います。
足を痛めると、こんなにも不自由なんだと感じます。
私達は何かを失って初めて「いかに大切なものであるか」が、身に染みると言います。

 

私達は自信がある時、プライドがある時、周りの人達より勝っていると思っている時に慢心になり、感謝の思いは出て来ません。
私一人では何にも出来ないと悩み、迷い苦しんで、自分の身体の大切さを思い、
見える事に感動し、聞こえる事に喜び、食べれる事に笑い共に分かち合う。
そんな時に又、心から　親から頂いたこの身体を大切にして行こうと思う。

 

大切な何かを失って、始めて気が付く。
「ありがとう」の言葉。

 

自分の自信が砕かれ、傷つく・・私って、こんなにもちっぽけで、弱虫なんだ。そう思った時に、周りの全てが、私を支え守ってくれている事に気が付く。

 

そんな時、心の奥から「ありがとう」と感謝の言葉が聞こえてくる。